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▼学部で習う物理学▼

今これを読んでいる皆さんの中には、既に物理学科に進学しようと決めている高校生や、まだ物理学を専攻するか迷っている高校生、あるいは、まさに物理学科で勉強中の大学生などがいることでしょう。

では、物理学科とはどんなところなのでしょうか。

 

 

◆物理学を専攻する動機はさまざま物理学科受験

・純粋に知的好奇心から専攻する人
・日常の身近な物理への興味から専攻する人
・就職のために専攻する人
…等々

 

 

◆目的もまた、人それぞれ宇宙論や素粒子

・宇宙の謎を解き明かしたい!
・素粒子からなるミクロの世界を知りたい!
・アインシュタインのような物理学者になりたい!
・超伝導を応用してモノ作りしてみたい!
…等々

 

 

◆では、大学で物理学を専攻するってどういうこと?

理学部系で物理学を専攻すると、基礎から専門的・応用的内容まで、物理学を体系的に学ぶことになります。 

理論と実験

・物理理論:初等力学から相対論や量子論まで、現代物理学を理解・研究する上で必要不可欠な理論を学ぶことです。

・物理実験:実験や観測・観察の手法を身につけ、訓練することです。

・応用的研究:実社会の様々な場面で使えるように物理学を応用していくことです。

・演習・ゼミ:実際に練習問題を解いたり、物理学の問題を議論しながら研究したりすることです。

(詳しくは「カリキュラム」を参照して下さい。)

 

大きくは、純理論的な物理学(理論屋さん)と、実験的・応用的な物理学(実験屋さん)に分けられますが、両者は互いに分かちがたく結びついてます。実際のところ理論的か実験的かは、程度の差に過ぎません。

 

 

◆そもそも学部の物理学科で学ぶ物理学とは?

現代物理学を理解するためには、体系的に物理学を習得していく必要があります。学部では、近代から数百年かけて発展してきた物理学の伝統を勉強した上で、現代物理学の研究へと進んでいきます。

 古代と中世の自然学

近代物理学

現代物理学

相対性理論や量子論、宇宙物理学や素粒子物理学、超伝導や電子デバイスなどの最先端物理学に早く触れたいという気持ちもあることでしょうが、それらに専門的に携わるのは、大学院、早くても学部の3、4年次からです。

(詳しくは「分野別の紹介」「科学史(物理学史)」「科学哲学」を参照して下さい。)

 

 

◆物理学を専攻するとどうなるの?

大学によって程度の差はあるでしょうが、大学院に進学して物理学の研究を継続するか、関連する他分野に進学するか、企業に就職するか、中学や高校の教員になるのが一般的です。

 

大学院進学や教員

 

物理学をそのまま将来に活かす人や、ましてやプロの物理学者になれる人はごくわずかですが、物理学科での勉強・研究を通じて、論理的思考力が養われたり、プログラミングや工学的技術の基礎も少なからず習得できます。自然科学の中でも物理学は最も基本的な分野なので、なんらかの形で物理学に関わる職種につく人が多いようです。

(詳しくは「物理学専攻者の進路」を参照して下さい。)

 


では、次に具体的にカリキュラムや分野、入門書等をみていきましょう。

物理学科でのカリキュラム

 

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